Coreform Cubit は、もともと米国サンディア国立研究所が開発した Cubit を基盤として、 Coreform 社が継続的に開発・提供している高機能メッシュ生成ソフトウェアである。 複雑な形状に対しても高品質な六面体メッシュを生成できる点に強みを持ち、 大規模構造解析や電磁場解析など要素品質が収束性に直結するシミュレーションで 広く利用されている。
最大の特徴のひとつは、Coreform 社が推進している 等幾何解析(Isogeometric Analysis, IGA) への対応である。IGA は CAD で用いられる NURBS やスプラインをそのまま解析に利用するアプローチであり、 従来の「CAD → メッシュ生成 → FEM」というプロセスを大幅に簡略化できる。 Coreform Cubit はこの IGA ワークフローに適合する形で発展しており、 次世代の数値解析基盤を支えるソフトウェアとして注目されている。
さらに、スクリプトベースの操作(Journal ファイル)や Python インターフェースを備えており、 メッシュ生成の自動化やパラメトリックな形状操作が可能である。 HPC 環境での大規模メッシュ生成にも対応しており、産業界・学術研究双方での実績がある。
総じて Coreform Cubit は、六面体メッシュ生成に強みを持つ従来の Cubit の流れを継承しつつ、 IGA 対応を通じて「CAD と解析の統合」を先導する位置づけにあり、 研究開発から実務設計に至る幅広い分野で活用されている。